平成20年2月26日に「長期優良住宅の普及に関する法律案」(200年住宅法案)が国会に提出されました。この超長期住宅は、地球温暖化などへの対策や、大地震などへの防災対策、そして何世代にも受け継がれていく豊かな住宅と美しい町並みなどをめざす画期的な方策です。これにともない、「いいものをつくってきちんと手入れして長く使う」というストック社会のあり方について、具体的な内容を提示し、先導的な材料、技術、システムが導入され、住宅の長寿命化に向けた普及啓発に寄与するモデル事業に対して、助成金が出る「超長期住宅先導的モデル事業の提案の募集」が行われるようになりました。

(独)建築研究所 超長期住宅先導的モデル事業評価室

日本の木造住宅で古くから発達してきた構法で、在来工法とも呼ばれます。木造枠組壁構法がフレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ちつけた壁や床(面材)で支える構造であるのに対し、木造軸組み工法では、柱や梁といった軸組み(線材)で支えています。
主要な構成要素として、棟木・垂木・母屋・梁・軒桁・通し柱・間柱・床梁・つなぎ梁・胴差・筋交い・根太・基礎などがあげられます。
法に定められた建物を建築しようとする場合、建築主は建築基準法に基づく申請を行い、建築確認をへて確認済み証の交付を受けなければ建築することができません。

日本の建築物には、建築基準法及び建築基準法施行令などの法令により定められた耐震規準があります。建築物を設計する際には、それらの構造物がこうした耐震規準の最低限度の耐震能力を持っていることが求められます。

タツミの耐震フレーム「J-フレーム」

建築物において、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力を持つ壁のことをいいます。これに対して、構造的に固定されていない壁を非耐力壁と呼びます。また、木造建築物において、耐力壁に似ていますが、固定方法が不完全で抵抗力の低い壁(間仕切り壁など)を準耐力壁を呼びます。
耐力壁とほぼ同じ意味の単語として、耐震壁があります。耐震壁は、鉄筋コンクリートの場合に使う用語です。
木造建築物では、接合部分が回転しやすいために、柱と梁だけでは地震や風などの水平荷重に抵抗できません。そのため、各階ごとに所定の量の耐力壁を設置することが定められています。耐力壁の多い建築物は耐震性や耐風性に優れています。一般の木造建築物では、耐力壁の量が多いことや、各部材が金物で正しく緊結されていることが耐震性を高めます。

タツミの制振ブレース「GO-TA」は、「耐力壁1.7」を取得。

主に木造軸組み構法の建物で使用する、補強金物のひとつ。この金物は、地震や台風に見舞われたとき、柱が土台や梁からぬけるのを防ぐために必要とされ、柱脚と柱頭の両方に取り付けます。このホールダウン金物は、建築の階数に関わらず、建築基準法・建設省告示1460号(平成12年5月31日)「木造の継手及び仕口の構造方法を定める件」の表に従って取り付けなければなりません。ただし、N値計算を行った場合には、その計算結果に基づいて取り付けます。なお、木造3階建てでは必ず建築基準法・令第81条から99条に基づいて計算を行い、必要なホールダウン金物の強度を求めなければなりません。

タツミのホールダウン金物

建築材の接合部を結合し、補強するために取り付ける部品(その多くが金属製)を総称して「金物」と呼びます。金物には、くぎ、ボルト、、プレート、アンカーボルト、ホールダウン金物などの多様な種類があります。特に在来工法の木造建築物では、建築物の安全性・耐震性を確保するために、「筋かいプレート」などの多種多様な金物の使用が必要不可欠です。このため国土交通省・農林水産省が設立する「財団法人日本住宅・木材技術センター」では、在来工法の木造建築物で使用する金物について、厳格な認定制度を実施しています。
Zマーク金物とは、「財団法人日本住宅・木材技術センター」が承認または同等認定する高品質な金物のこと。在来工法木造住宅の筋交いの端部の接合部などにおいては、「建設省告示第1460号」(平成12年6月1日施行)によって、Zマーク金物(またはそれと同等以上の性能を有する金物)を使用することが事実上義務付けられています。同じく、木造枠組壁構法で品質が認定された金物にはCマークが与えられます。また同じく、木造枠組壁構法で品質が認定された金物にはCマークが与えられます。

タツミのZマーク、Cマーク金物

プレカットとは、建築用の構造材を現場で使用しやすいサイズや形にあらかじめ工場で加工しておくこと。これにより現場での作業を軽減することができ、建築期間を短縮し、人件費のコスト削減につながります。またこうしたプレカットにより、これまで大工さんが手作業で加工していた木材を機械で加工することにより、一定以上の品質を保つことができるようになりました。株式会社タツミでは、設計図面のコンピュータ化により、CAD入力と連動して、必要な部材の加工データを機械に判断させ、自動で木材を加工する技術を開発。さらに、必要な金物をあらかじめ装着するなど、現場での手間を軽減するための工夫を重ねています。

タツミのプレカット