よくあるご質問

    各製品について、お客様からよくお問い合わせいただくご質問と、その回答をまとめました。

    金物工法について

    Q. 1つの建物で金物工法と在来工法の併用はできますか。

    可能です。
    通し柱に梁受金物を使用した金物工法とし、その他の部分は在来工法として使用されることがあります。
    ただし、背割れ加工された柱材に梁受金物や柱頭柱脚金物の取り付けはできません。また、金物工法仕口と在来工法仕口同士が干渉する場合にはご使用いただけません。

    ※金物本体、接合具周辺に耐力上有害な加工があると、所定の耐力が担保されません。

    Q. 同一接合部で金物工法用金物と補強金物の併用はできますか。

    お互いの金物およびスリット加工などに干渉しない場合は、取り付けが可能です。

    Q. 金物工法用金物と補強金物の耐力値は合算できますか。

    耐力値の合算は推奨いたしません。耐力の高い方の数値を運用してご検討ください。

    Q. 在来工法に使用する補強金物を金物工法用金物に置き換えることは可能ですか。

    可能です。
    金物工法用金物はそれぞれ耐力値を持っていますので、必要な耐力値を満足している金物を選定してご使用ください。
     <例>10kNコーナー金物 → パイプ金物HDP-10

    Q. 使用する木材の材幅に規定はありますか。

    性能確認試験に使用している木材は基本的に105mm幅となりますので、105mm以上の木材をご使用ください。金物によっては90mm幅または120mm幅を使用して確認試験を行っているものもありますので、詳細は技術資料をご確認ください。

    Q. 金物を取り付けるボルトや座金に指定はありますか。

    M12中ボルトMBまたは、丸座軸太ボルトMZ45を使用し、座金は厚さ4.5mm、φ45mm(または、40mm角)以上を使用してください。

    Q. 丸座軸太ボルトMZ45のザボリ加工寸法はいくつですか。

    基本寸法はφ50、深さ6~7mm程度です。

    Q. 材幅に対応する最適なボルト長さを教えてください。

    中ボルト(MB)は、材幅+30mmが最適なボルト長さになります。(座堀がある場合は、座堀面から長さを算出してください)
    丸座軸太ボルト(MZ45)は、材幅+20mmが最適なボルト長さになります。
    ナットからのねじ山の余長は、2~3山程度を確保してください。
     <例>材幅105mm:MB-135/MZ45-125  材幅120mm:MB-150/MZ45-140
     ※在庫サイズについては、製品情報ページをご確認ください
     ※金物工法技術資料「梁受金物共通:ボルトの長さについて」に対応表を掲載していますので参照ください

    Q. 材幅に対応する最適なドリフトピン長さを教えてください。

    基本的な対応長さは下記になります。
    <例>材幅105mm:DP-103  材幅120mm:DP-118  材幅150mm:DP-145
    ※在庫サイズについては、製品情報ページをご確認ください

    Q. 使用する木材の含水率の規定はありますか。

    性能確認試験に使用している木材は構造用集成材や構造用製材(KD材)などです。
    昭和62年建築基準法告示第1898号 五の引用元である日本農林規格(JAS)では、含水率について構造用製材20%以下、集成材15%以下との規定がありますので参考にしてください。

    Q. 性能確認試験時の木材規格と異なる樹種で耐力値を運用することはできますか。

    性能確認試験時の木材規格より樹種により規定されている基準強度および強度等級などが高いものを使用される場合は、耐力値を運用することは問題ないとしています。

    Q. 「金物工法技術資料 耐力一覧表」に記載されている基準耐力と許容耐力の違いは何ですか。

    基準耐力に「低減係数α」を乗じた値が許容耐力となります。
    基準耐力を許容耐力とするための「低減係数α」は、設計者様によって設定される数値です。
    低減係数αについての参考資料を「金物工法技術資料 参考資料 -低減係数αについて- 」に掲載していますのでご参照ください。
    ※構造評価を取得している金物については低減係数αを設定しています

    Q. 燃え代設計を行う際、金物の耐力値の低減は必要ですか。

    燃え代寸法を差し引いた有効断面が、梁受金物やパイプ金物といった接合金物の適用断面より大きければ低減は不要です。
    適用断面より小さくなる場合は、設計者様でご判断ください。

    Q. 構造計算ソフトの使い方、数値の設定方法などを教えてください。

    弊社で開発しているものではありませんので、お使いのソフトメーカー様にお問い合わせください。

    Q. 金物のCADデータや試験成績書、性能認定書はありますか。

    ホームページ「各種資料ダウンロード」よりダウンロードしていただけます。

    梁受金物について

    Q. 梁受金物の取り付けに使用するパクトナットは、どの程度締め付ければよいですか。

    パクトナットの締め付けは「バネ座金」が閉じる程度としてください。
    ナットを必要以上に締め付けますと、梁受金物や座金が木材にめり込み、梁が納まりにくくなります。

    Q. 製材にも使用できますか。

    一部の梁受金物で可能です。
    「テックワンP3」は、スギKD E50材で性能確認試験を行っています。
    他にも、下記の樹種で試験を行っています。

    • スプルース 構造用集成材(E95-F315/E105-F300)
    • スギ 構造用集成材(E65-F255/E65-F225)
    • ハイブリッド・ビーム 構造用集成材(E105-F300/E120-F330)
    • ドライ・ビーム E110
    • カラマツ A種構造用LVL 120E 1級 55V-47H

    「TN-X(クロス)」は、スギKD 無等級材にて性能確認試験を行っています。
    他にも、下記樹種で試験を行っています。

    • スプルース 構造用集成材(E95-F315/E105-F300)
    • スギ 構造用集成材(E65-F255/E65-F225)

    ※各樹種での耐力値は「金物工法技術資料」をご参照ください

    Q. 平柱に使用することはできますか。

    可能です。
    平柱(例・105mm×180mm)、150mm角、180mm角などでもご使用いただけます。

    Q. 片持ち梁の接合部に使用できますか。

    使用できません。
    全ての梁受金物でモーメント耐力の確認を行っていないため、使用不可としています。跳ね出し梁としてください。

    ※跳ね出し梁先端は木口同士の接合となるため、通常の耐力は確保できない可能性があります。
    「金物工法技術資料 参考資料 -跳ね出し先端部の梁受金物の耐力値について- 」を参考にしてください。

    Q. 跳ね出し梁の先端に柱勝ちで梁受金物を使用した場合、どのような確認が必要ですか。

    通常の使用方法と異なるため、明確な回答ができません。
    仮に、先端の柱にかかる鉛直荷重が梁受金物に伝達される場合は、せん断応力が生じるので梁受金物の「せん断耐力」(金物の取り付け方向によっては「逆せん断耐力」)の確認が必要となります。
    しかし、性能確認時の試験方法との再現性が少し乏しいと考えますので、梁受金物の耐力値に対して十分に余力を持った設計とするなど設計者様でご判断ください。または、梁勝ちの接合部とするなどご検討ください。

    Q. テックワンP3を使用した横架材が風圧を受ける場合に対応する耐力値はありますか。

    「面外せん断耐力」を運用してください。
    ※耐力値は「金物工法技術資料」をご参照ください

    Q. テックワンP3の金物2段使い仕様に引張耐力と逆せん断耐力はありますか。

    テックワンP3 TH-33の引張耐力と逆せん断耐力を運用してください。

    Q. TN-X(クロス)のTX-2とTX-3、TX-3とTX-4で重なっている横架材対応断面寸法がありますがどちらの金物(連結数)を使用すればよいですか。

    配置した連結数の耐力で接合部の検定を行えば、どちらの連結数を採用していただいても構いません。

    Q. リフォームに使用できる梁受金物はありますか。

    TN-multi:リフォーム用途または、TN-LSBをご使用ください。
    TN-multi:リフォーム用途は、現場での木材加工を「ゼロ」にできるビス留めの梁受金物です。詳細は製品ページなどをご覧ください。
    TN-LSBは木材への貫通穴が不要で、ボルトの代わりに梁受金物などを固定できる接合具です。詳細は製品ページなどをご覧ください。

    製品情報 TN-multi:リフォーム用途
    製品情報 TN-LSB

    柱頭柱脚金物について

    Q. パイプ金物と外付けホールダウン金物の併用はできますか。

    パイプ金物、ドリフトピンとの干渉がなければ取り付けは可能です。
    ただし、耐力値の合算は推奨しません。

    Q. パイプ金物と外付けホールダウン金物を併用した場合、耐力値は合算できますか。

    耐力値の合算は推奨しません。耐力の高い方の数値を運用してご検討ください。

    Q. 柱頭柱脚金物が接合部に入っている場合、外付けホールダウン金物は不要ですか。

    必要な耐力に対して金物の耐力値が足りていれば、外付けホールダウン金物は不要です。

    Q. 【中柱】、【隅柱】、【隅角】とはどのような納まりのことでしょうか。

    【中柱】
     引抜が生じる柱が取り付く土台が、アンカーボルトにて柱芯より両側に200㎜内外(誤差20㎜程度)で基礎に緊結されている箇所。
    【隅柱】
     引抜が生じる柱が取り付く1本の土台が、アンカーボルトにて柱芯より片側に200㎜以内で基礎に緊結されている箇所。
    【隅角】
     引抜が生じる柱が取り付く土台と直交する土台が、アンカーボルトにて柱芯より各々200㎜以内で基礎に緊結されている箇所。

    Q. 【一般部(中柱)B】とはどのような納まりのことでしょうか。

    引抜きが生じる柱が取り付く土台に、アンカーボルトM12、角座金W4.5×40が柱の片側にのみ配置され固定されている箇所。 引張耐力:5.3kN
    上記アンカーボルト及び座金の仕様をホールダウンワッシャーとした場合は【隅柱】の耐力を使用できます。

    Q. 土台部において、【隅柱】、【隅角】でホールダウンワッシャー以外の座金(例えば、Zマーク座金または同等品など)を使用できますか。

    使用できますが、耐力値は「めり込み防止プレート仕様」の耐力値を使用してください。
    ※「めり込み防止プレート仕様」はZマーク角座金を使用して試験を行っています

    Q. 柱頭柱脚金物は平柱でも使用できますか。

    使用可能です。
    「金物工法技術資料 参考資料 -柱頭柱脚金物の平柱仕様の耐力値について- 」および平柱仕様耐力一覧表を参考にしてください。

    Q. HDP-15に隅柱、隅角部の耐力値がありません。使用できますか。

    耐力値はありません。HDP-10以上の耐力が必要な場合は「HDP-20」または「HIP-20」などをご使用ください。

    Q. 柱頭柱脚金物の引張耐力値と建設省告示1460号第二号 表三(N値)の対応表などはありますか。

    金物工法技術資料に掲載しています。
    「【平12建告1460号】柱頭柱脚金物対応表・図解」を参照してください。

    Q. 柱継パイプを使用した柱継接合部は、建築基準法施行令43条5項(階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。)に適合しますか。

    柱継部に発生する引抜力に対して、金物の引張耐力が上回っていれば適合すると考えています。

    Q. 柱継接合部の下階柱頭部及び上階柱脚部に発生する引抜力には、どの金物の耐力値を運用して検討すればよいですか。

    下階柱頭部は、下階柱に取り付いている梁受金物の逆せん断耐力を運用してください。上階柱脚部は、柱継パイプの引張耐力を運用してください。

    参考資料[木造住宅用接合金物の使い方(p179抜粋)]日本住宅・木材技術センター

    Q. 柱継接合部の上下階柱に外付けホールダウン金物を取り付けることはできますか。

    できません。
    梁受金物が取り付くスリット内に外付けホールダウン金物用のボルトを通そうとすると、梁受金物を留め付けているボルトに干渉します。
    干渉を避けるためにスリット加工部にボルト穴などを追加加工された場合、性能確認試験時の条件と大きく変わってしまうため耐力値の運用ができなくなります。
    通し柱とするか、耐力の高い柱継パイプを使用してください。

    Q. 勝柱柱頭部に発生する引抜き力に対応する耐力値はどれですか。

    梁受金物の逆せん断耐力を運用してください。

    Q. 勝柱柱頭部に複数個の梁受金物が取り付いている場合、逆せん断耐力を合算して引張耐力としてもよいでしょうか。

    性能確認試験を実施していないため、明確な回答ができません。
    耐力値の採用方法の例としては、
    ・最大となる耐力値を運用する。
    ・取り付いている梁受金物の耐力値を合算する。
    ・合算した耐力値を低減して運用する。
    ・耐力壁直上の梁受金物の耐力値を採用する。
    などが考えられますが、設計者様で適宜ご判断ください。

    Q. 横架材の上下にパイプ金物が取り付く場合、最低梁成の規定はありますか。

    金物が干渉しない梁成としてください。
    <参考>「木質構造設計規準・同解説(2006年版)」(日本建築学会 発行)に記載されている下表を引用すると、ドリフトピンの間隔はドリフトピン径の4d以上必要ということになります。


    ドリフトピンの必要間隔χ:φ12×4=48mm
     例・HDP-10  必要梁成:50+48+50=148mm以上

    Q. 柱脚金物に使用するアンカーボルトは指定されていますか。

    指定はしていませんが、推奨しているものは下記になります。
    ・アンカーボルト直結パイプ式柱脚金物HDCⅢ-S/L
      :異形クランクアンカーボルトM16 HTK-320
    ・アンカーボルト直結パイプ式柱脚金物PXB
      :異形クランクアンカーボルトM16 HTK-305
    ・パイプ式独立低柱脚金物LB
      :ローレットクランクアンカーボルトM12 RK-280
    ・高耐力パイプ式独立柱脚金物TPB60
      :高耐力アンカーボルトM16 SPA-410
    ・高耐力パイプ式独立柱脚金物TPB80
      :異形アンカーボルトM20 DA-410/630

    製品情報 異形アンカーボルト
    製品情報 ローレットクランクアンカーボルト

    Q. めり込み防止プレートと併用することはできますか。

    可能です。
    TRSめり込み防止プレートt12、TRS HPB専用めり込み防止プレートt16をご使用ください。

    製品情報 めり込み防止プレートt12/HPB専用めり込み防止プレートt16

    Q. めり込み防止プレートと併用した場合、パイプ金物などの耐力値は通常仕様の耐力値と同じですか。

    柱材側のドリフトピンの木口からの距離がめり込み防止プレート分短くなりますので「めり込み防止プレート仕様の耐力値」を運用してください。
     ※パイプ金物HIP-20など、一部、耐力値が同じ金物もあります。

    Q. パイプ金物を使用した柱頭柱脚に筋かいが取り付く場合、複合応力の検討が必要ですか。

    横架材-筋かい-柱材に緊結される筋かい金物の場合は、複合応力の検定は不要です。(推奨:TRS BOX筋かい金物、TRS BOX筋かい金物 床合板仕様)
    また、面材耐力壁でも検討は不要となります。

    TN-WOLSH Beam(ウォルシュビーム)について

    Q. TN-WOLSH Beamは軽量H形鋼を使用しているので木+鉄骨の混構造になりますか。

    TN-WOLSH Beamの軽量H形鋼梁は、鉛直荷重のみを負担する横架材ですので、主体構造は木造であり混構造とならないと考えます。
    建築基準法施行令47条1項に記載のある「鉄骨の横架材」に該当することを想定していますが、混構造と判断される可能性もあるため、設計前に建築主事や審査機関に相談されることを推奨いたします。

    TN-WOLSH Burring Wall(バーリングウォール)について

    Q. 枠材の寸法「30mm×90mm」は最低寸法ですか。

    幅30mmは固定寸法となります。成は90mm以上としてください。

    Q. 梁受金物やスリット部が枠材のビス固定に干渉する場合はどうすればよいですか。

    適宜、逃がしてビス打ちしてください。

    火打ちレス金物について

    製品情報 火打ちレス金物 よくあるご質問

    規格金物について

    Q. Zマーク、Cマーク、Xマーク金物の試験成績書はありますか。

    (公財)日本住宅・木材技術センター(以下、住木センター)より発行された「認定金物承認書」で対応しております。
    試験成績書など他の資料に関するお問い合わせは、住木センター様にお問い合わせください。

    タツミサポートセンター

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